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2008/11/20 (Thu) 11:14
新型インフルエンザ対策の難しさのしょーりゃく

H5N1型鳥インフルエンザは世界で2007年の時点では59人、2008年では245人の命を奪っている。

ちなみに1918年に流行したスペイン風邪(H1N1型のA型インフルエンザウイルスによる)は死亡者数4000万人~5000万人といわれているが「二年前の1916年の犠牲者はわずか数百人だった」(オックスフォード博士)らしいです。

だからといって二年後、三年後にパンデミックが起こるとは言い切れず来年起こるかもしれず、十年後に起こるかもしれないというのが新型インフルエンザの怖さです。

WHOはパンデミックに至るまでの状況を6段階に分類しパンデミック期をフェーズ6(効率よく持続したヒトーヒト感染が確立)とした場合、現在はパンデミックアラート期のフェーズ3(ヒトーヒトの感染はないか、またきわめて限定されている)であるとしています。

現在の鶏卵を用いたインフルエンザワクチンの製造方法ではパンデミックウイルスに合わせたワクチンを作るのに半年以上要するのでワクチン製造の迅速化が問題である。
しかし、ワクチンの製造ができても製造量が少なければまた困った事態が生じます。
そのため新たな技術を用いたワクチンの開発も進められています。
 皮内注射
  筋肉内ではなく皮内注射することによって一回当たりの所要量を20%に減らせる
 アジュバント
  免疫反応を増強し一回当たりの抗原量を節約する
 細胞培養ワクチン
  鶏卵を用いず細胞を用いて迅速な増産を可能にする
 DNAワクチン
  DNAワクチンの生産は数週間で開始でき、冷蔵せずに数年間備蓄が可能になる
 全株用ワクチン
  変異しにくい抗原をターゲットにすることで備蓄ワクチンの汎用性が上昇する


日本において新型インフルエンザの被害は「国民の25%が感染」、「病院受診者は1300万~2500万人」、「入院患者は53万~200万人」、「死亡者数は17万~64万人(日本の年間死亡者数は約108万人)」(2007年10月改訂の新型インフルエンザ対策行動計画)と想定されています。



「どちらか一方でも大変なのに、麻疹と新型インフルエンザの両方が来たら目も当てられない。だから、麻疹への備えはして下さい」らしいです。(国立感染症研究所感染症情報センター長 岡部信彦)





参考
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20070118/index.html
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20070118/zu1.html

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